✕ 閉じる
家庭用
2025年04月11日
ダチョウの卵が割れた!セメダインCを使って復元する

ということで、ダチョウの卵を復元したいと思う。工作用のセメダインCを使えば、素人でも復元できてしまうのだ。ダチョウの卵の復元の玄人ってなんだろう、とは思うけど、素人でもできちゃうのだ。
割れたダチョウの卵
ダチョウの卵の特徴はまず大きいことだ。鶏卵の30倍ほどの大きさがある。また殻は厚く割れにくい。ダチョウは大きいので産み落とす時の位置が高い。その衝撃に耐えるために殻は厚くなっている。



セメダインC(工作用)
割れたダチョウの卵を復元できないか、と知人に言われたので「セメダインC」を持って知人の家を訪れた。セメダインCは透明で乾きがはやい特徴を持っている。また適度な粘度を持っているために作業がしやすい。ダチョウの卵を復元するためにあるような存在だ。


パズルだ!
セメダインCは素晴らしい接着剤だ。それは過去に使ったこともあるので間違いない。問題は私がダチョウの卵の復元をしたことがない点だ。どことどこを接着していいのかわからない。かけらを持ってここじゃない、ここでもない、向きを変えてはこの向きではない、こっちの向きでもない、を繰り返す。

ダチョウの卵がもっとカラフルならば、色の変化があるから、このかけらはここだ!となるのだけれど、白だから。ダチョウの卵は早朝の雪のように白いから、わからないのだ。ウズラの卵なら模様があるからもっとわかるはずだけど。もっともウズラの卵は小さいから、それはそれで大変だとは思う。





完全に固まるまでは3、4時間かかるけれど、かなり早いタイミングで手を離しても固定してくれた。上記のように手を離してもズレない。作業がしやすい接着剤だ。そのためにどんどんと作業が進む、と書きたいけれど、パズルの部分で時間がかかるので作業は全然進まない。セメダインCは完璧なんだけど、パズルが解けないのだ。

形ができてくる!
大きいかけらはまだこの辺かながわかりやすい。大きいものから順に場所を見つけ、接着し、やがて小さなかけらになる。こうなるともうわからない。運に任せる感じだ。運良く正解の場所であってくれ、みたいな感じだ。



3時間を使いダチョウの卵の復元が終了した。ほぼどことどこがくっつくのかな、という時間だった。セメダインCの待ち時間は長かったと思う。なかなか使わないから。場所探しばかりだった。

在りし日の姿に戻った。あんなに割れていたのに美しきダチョウの卵に戻っている。セメダインCすごい。繋ぎ目はあるけれど、それがカッコよく感じる。繋ぎ目を消すには、プラモデルから考えれば、やすりをかけて、塗装すればいいのだろうけれど、それだとダチョウの卵の表面の質感が消えるので、このままで問題なし。



セメダインCもすごい!
今回のセメダインCは工作用ということもあって、「粘度があるので作業しやすい」「乾きがはやい」「透明なので目立たない」などがよい点で、ダチョウの卵の復元のためにあるような存在だった。今回の復元に関してはセメダインCにマイナス面はなかった。
あと個人的にいいと思った点はやっぱりデザイン。子供の頃、セメダインと言えばこのデザインだった。懐かしさを感じたけれど、その接着力は色褪せないというか最新。すごい接着力なのよ!

ライター:地主恵亮(じぬし けいすけ)
1985年福岡県生まれ。2009年より人気Webサイト「デイリーポータルZ」にて執筆を開始。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に「妄想彼女(鉄人社)」、「ひとりぼっちを全力で楽しむ(すばる舎)」がある。(全く釣れない)釣りを得意とする。
関連記事
タグ一覧